WPC®処理で強化された表面組織と、マイクロディンプルによる油膜保持効果を検証します。
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試験方法: ボールオンディスク一定荷重往復測定
試験内容: ホルダーで固定したボールを、潤滑剤を塗布した試験片に一定荷重で押しつけながら往復運動させて摩擦係数を測定します。
試験片 : SCM420 浸炭焼入れ品 (歯車、シャフトによく使われている材料) |
試験条件
ボール材: SUJ2 φ5mm
一定荷重: 10000g
移動速度: 20mm/s
移動距離: 40mm
往復回数: 900 回
潤滑剤 : PAO系 5W30 |
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未処理品は往復回数 150 回を超えた辺りで摩擦係数が急激に上昇し、約 350 回で測定不能になりましたが、 WPC 処理品は、面圧に耐える強化された表面組織とマイクロディンプルによる優れた油膜保持効果により、 初期なじみのあと、往復回数 900 回まで安定した摩擦状態を維持しています。
表面加工熱処理法(不二機販・不二製作所共有特許)(第1594395号)(2005年満了)
金属成品の摺動部の摩耗防止法(不二機販特許)(第3212433号)
WPC処理®は(株)不二機販、(株)不二製作所、(株)不二WPCの登録商標です。 |